いつもの

2016年9月27日 趣味
今回は政治学について
まず政治を行う上で土台になる、権力(power)は当然必要。
権力には大まかに2つくらいに分ける事ができる。
実力的権力
これは権力手段、基底価値としての権力の事
ex)地位、金、腕力、などなど保有するという事が権力になる。
こういった権力の研究は、マキアヴァリやマルクス、アメリカのラスウェルが有名

もう一つはダーパーやパーソンズが研究した
関係的権力
これは権力の受け手の認識が必要になる権力。例えばお金に価値をみない人にとってお金は権力にならない、つまり権力者と周囲の人間関係に左右される権力
この発見、研究により実力的権力の限界が見えてきた。

権力とよく対比されるのが権威(authority)
これは強制力を使わず、受け手の意思で自己の望むことをさせること。
アメリカのメリアムは、「腕力や地位がいつまでも続かないように、強制力(権力)は常に行使し続けることは難しい。そのため、永久的な支配を望んで権威が生まれた。」と提唱した。
そうして生まれた権威を維持する方法としてメリアムは・・・
ミランダ(呪術、感情的)とグレデンダ(知的)を提唱した。ミランダは例えば国家、国旗、記念物といったもの、神聖で壮大なものに権威をもたせる。グレデンダはイデオロギーなどの合理的側面から権威をもたせるとした。

では支配とは何なのか
マキシミリアン・ウェーバーは3つの支配を提唱した。
カリスマ的支配
超人的な支配者による支配 ex)ヒトラー、キリスト、ナポレオン

伝統的支配
習慣、血統の支配 ex)ローマ法皇、天皇

3合法的支配
法律に基づいた近代的な支配 ex)官僚

それぞれの支配が単体のは稀で、混合するケースが主になっている。
こういった支配階級のことをエリートと呼び、対義として一般大衆が存在する。

では支配階級であるエリートはどのように生まれるのか
ミヘルスは寡頭制の鉄則を提唱した。これは「いかなる組織も巨大化すると一部による組織支配が始まる」ということ。

ミルズは、民主的な国家であっても一部のパワーエリート(政治家、軍人、経営者)により支配されているとした。

一方、ダールは多次元的エリート(問題領域ごとに存在するエリート)の存在を提唱した。これは社会の上流階級でなくとも、様々なエリートが生まれる、つまり、一般大衆もエリートになりうるということ。

今回はここまでかな、次は気が向いたら




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